2010年05月13日

こちとめらる

「こちとめらる」

こちとめらる は小さく書く
折り返しは筆返し 深く深く

書き言葉は目に入る
聞き言葉は耳に入る

口にしたそばから入り込んでくる

言の葉は記号なのに
感情を喚起する

貰った名前は言の根
付けた名前は認識するためのしるし

こちとめらる は小さく書く
折り返しは筆返し 綺麗に跳ねる

書き文字はそこに残る
話し言葉は心に残る

跳ねたそばから飛びまわる

飛んで跳ねた言の葉たち
人の心をまさぐって

跳ねた言葉は戻ってくる
繋いで紡いで帰ってくる

小さな刃ものになるの?
大きな届け物になるの?

こちとめらる は小さく書く
折り返しは筆返し 深く深く


見えないものを見ようとしたの?
触れないものに触りたいの?

届くその手を指しのばしてみたい
しっかり握って引いてあげたい

出来ることから
出来る事なら

すれ違うその手は
言葉では救えないのかしら?

こちとめらる
こちとめらる
小さく小さくそれが綺麗ということ

折り返しは筆返し 深く深く

言の葉の根っこを忘れぬように
言の葉の枝を広げるように

いつか花咲かすその時まで

たっぷりの水と
たっぷりの肥料を
あげ続けていけるのかしら?

続けること
それが一番難しい

こちとめらる
こちとめらる

小さく小さく
posted by ZULU at 18:53| 🌁| 言葉のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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