2011年08月19日

ただただ歩いてみること

イパネマ様

さて続きです。

歩く編。

授業で時々やるのですが
目を瞑って歩いたことがありますか?

たぶん10m歩ければかなりな身体感覚です。
上級編として教室の周りをみんなで囲んで
目を瞑って思いっきり走れというのがあるのですけれど
誰も3m以上走れませんね。

いきがっているような生徒でも
これはだめです。

つまり。。。。

人は視覚的な要素はとても重要なのですね。

涙がこぼれないように上を向いて歩くとか
お金でもないかと下を向いて歩いているようでは
真っ直ぐに歩いているとはいえないわけです。

寝る編でお伝えした
真っ直ぐに天井を見つめる
その目線で世の中を見ることです。

重力との戦いと話をしました。

真っ直ぐにした骨の積み木も
重力によってグニャリと曲がっていきます。

だからこそイメージで吊り上げる。

ダンスに限らずスポーツなど
身体を意識する人たちが
最初に言われることは
丹田と頭に糸をつけて吊り上げるです。

これはどんなジャンルでも同じです。
身体のことは丹田と真っ直ぐ吊り上げるです。

特に日本の身体論は
能や狂言、歌舞伎などにいたるまで
現役80~90歳というジャンルです。

世界を見ても高齢でありながら現役という
文化のジャンルを持っているのは珍しいし
とても高い身体論を持っているということでなのです。

生命の基本は上に向かうです。

植物も動物も基本的には地面から上に向かっています。
朝顔のつるが上に向かうように
自分の身体も上に向けてみてイメージしてみてください。

そして丹田(へそより指三本下辺り)から下は
ぶら下がっている。

具体的には
頭は上下しないように
頭の上に水の入ったコップをのせて
こぼさないように歩くです。

それと口は閉じる。

口呼吸できるのも人間だけです。

人は言葉を発するために
その身体を口でも呼吸できるようにしたのです。

口は閉じる。

身体を左右や上下に揺らして歩く人は
気持ちも揺らいでいます。

心と身体は一心同体です。

大事なものを運ぶように
歩くことを気をつけてみてください。

骨を休めて免疫系等が働きます。
つまりぐっすりと寝ると免疫力が上がります。

お尻の穴も口もしっかりと閉じて
歩いてみてください。

最後に簡単なエクササイズを。

真っ直ぐと立ち
踵をつけて足先を開いてください。

ひざは伸ばして
バレエダンサーのように真っ直ぐに。

そのまま腰をゆっくりと回してください。
右左30回ぐらい。

踵をぴたりとつけて
足先を開き
ひざを真っ直ぐにすると
骨盤が自然に立ちます。

骨盤をバケツと思ってください。

斜めにすればこぼれます。
これが中年のお腹です。

前のめりに
(細かく言えば左右とか上下とかあるんですけど・・・)
下腹が出てくるのは骨盤が立っていないからです。

きりっと立てた骨盤=真っ直ぐに保たれたバケツです。
そのバケツをゆっくりと回すように
腰を回してみてください。

腰周りがほぐれて
痛みも軽減していきます。

大事なことは身体は積み木だということ。

正しく積み上げて
壊さないように
コップの水をこぼさないように
静かに運ぶように歩いてみてください。

気分が落ちれば身体も落ちる
身体が落ちれば気分も落ちる

落ちるのは重力があるからです。

重力に勝てるのは
イメージだけです。

重力のほかには気圧があります。

低気圧の日には無理はしない。
気圧も圧です。

天気の悪い日は気圧が落ちています。
つまり身体にも影響があります。

そんな日は静かにすることです。

重力やら気圧やら
ずいぶんと身体は戦って
身体自身を守っていることを知ってあげてください。

がんばらないとはそういうことなのです。

おまけでもうひとつ。

日本人は明日に生きますね。
長い文化を経てのんびりしている民族は
今日を生きてます。

明日とか将来とか未来とか老後とか
そういうことを考えながら生きると
身体は結構負担なんです。

今日を生きる人には明日もやってくる
明日を考える人は今日も今日ではない。

日本はとてものんびりやってきたのですよ。

まだまだ素敵な物事は沢山あります。
それを目に入るように歩いてみてください。

焦らず身体を労わって歩いてみてください。

ではまたです。



舞踏(ダンス)というジャンルではなく
ただただ歩く稽古をいつか教えていきたいと思っています。

歩くって単純だけど
すごいことなんですよ。

まだロボットでも出来ていないです。

人間の身体って凄いんです。
知れば知るほど面白い。

ぜひ学んで試してみてください。

posted by ZULU at 22:29| 神奈川 ☁| 質問などに | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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